もしも、彼女がハリウッド版「攻殻機動隊」(2017年3月31日全米公開)の草薙素子役の争奪戦で、スカーレット・ジョハンソンに敗北しなければ、ハーレー・クインは当初に名前があがったカーラ・デルヴィーニュが演じて…、
彼女は悪役の魔女のエンチャントレスだったかもしれないことを振り返って想像すると、カーラ・デルヴィーニュが悪役では物足りない…とレビューで指摘されたストーリーは、マーゴット・ロビーがエンチャントレスだった場合、けして、間違いでなかったのかもしれないし、そのエンチャントレス=ジューン・ムーンのお相手のリック・フラッグ役が当初はトム・ハーディだったのが、不可解な降板をしてしまい、代役を打診されたのがジェイク・ジレンホールだったことを振り返ると、やはり、「スーサイド・スクワッド」の当初の構想では、リック・フラッグ=トム・ハーディとジューン・ムーン=マーゴット・ロビーのカップルが主人公だったのか…?!
などと憶測できそうですが、実際に出来上がった映画は、ウィル・スミスのデッドショットとマーゴット・ロビーのハーレー・クイン、つまり、「フォーカス」(2015年)で意気投合した二人が、それぞれ男女の主演と言われる結果だけに、ウィル・スミスは常に自分が主役になろうとして、映画を台なしにする…というセオリーは変わってないのかな…?!などと思われる映画ファンの方もいらっしゃるのかも…?!、なお、デッドショット役は当初はジャイ・コートニーで、ウィル・スミスはキャプテン・ブーメランでしたから、思えば、キャスティングの時点から、かなりスッタモンダのネガティヴな混乱はありましたね…。