特に芸や取り柄があるわけでもないのに、スパイダーマンや、バットマン、また、セサミ・ストリートのキャラクターといったアメリカン・カルチャーのコスプレに身を包んでは、世界中から観光客が押し寄せるニューヨークのタイムズ・スクエアの路上にたむろして、おのぼりさんと一緒に記念写真を撮ることで、チップの小銭をせしめている連中なんか、国辱もんだ…!!とでも言わんばかりの過激なお笑い芸人のビリー・アイクナーが、あろうことか、オスカー女優のジュリアン・ムーアを担ぎ出し、真にお金を払うに値する演技の真髄の芸?!を見せつけることにしたネタのお笑いビデオです…!!
「ビッグ・リボウスキ」(1998年)に、「マグノリア」(1999年)、「ザ・キッズ・アー・オール・ライト」(2010年)といった代表作の役柄を次々と即座に演じてみせる切り換えの巧みさから、まさにジュリアン・ムーアがオスカーに値する実力を持った本格派のプロの女優であることが、あらためて確認できたようにも思えるビデオですが…、
しかし、ネタの狙いとしては、いきなり、目の前で、ジュリアン・ムーアから爆発する感情をぶつけられたり、泣かれてしまうことで、素人の通行人がたじろいでしまうことを念頭に置き、おちょくったドッキリのお笑いということですね…!!